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Tattoo/タトゥー、Irezumi/刺青をきれいに仕上げるためにはアフターケアが欠かせません。
清潔な衛生状態や傷口が治癒しやすい状態を保つ事が、発色の良いきれいなタトゥーを完成させる条件でもあります。
施術後、患部に軟膏(ワセリン)を塗り、フィルムを貼った状態で終了となります。このフィルムは約2〜3日を目安に、剥がれそうになるまでは貼っておいて下さい。なお、かゆみが出る場合は剥がし、自然に空気に触れさせる状態で清潔に保つようにして下さい。(ガーゼ等は必要ありません。)その時、軟膏を用いて適度に保湿環境を保ってください。
施術当日の夜、寝ている間にインクや血、体液等が、にじみ出る場合があります。汚れても良い服装で寝て下さい。
■ 皮膚の構造と刺青
Tattoo/タトゥー、刺青は表皮が生まれ変わると安定します。
<表皮>
表皮は外界からの刺激から内部を守る役割をしています。
角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層で構成され、厚さ約0.06〜0.2mmになります。個人差はありますがおよそ28日周期で生まれ変わると言われています。
表皮が生まれ変わることでタトゥー・刺青が安定します。
<真皮>
表皮の約10倍(約2〜3mm)の厚さを持ち、コラーゲン(膠原線維)の間にエラスチン(弾性線維)がバネのようにからみつく網状の層になります。肌の張りや弾力は、真皮の網状間に水分をたっぷりと含むヒアルロン酸などの粘液質の多糖類が与えています。
この真皮のごく浅い部分にタトゥー・刺青が入ります。
真皮の約70%はコラーゲンなので、施術後には積極的にサプリメント等でコラーゲンを摂取する事をお勧めしています。
<皮下組織>
皮膚の最も内側に存在するのが、皮下脂肪とも呼ばれる皮下組織です。
皮下脂肪は、外気の気温変化や物理的な刺激から体を守るクッションのような役割や、エネルギーの貯蔵部位としての役割、また表皮や真皮に栄養を送る役割があります。
当然、表皮や真皮に栄養を送るために皮下組織に栄養を取り込む必要がありますので、施術前後には食事をしっかり取って栄養を摂取して下さい。
 
■ 皮膚の完治と刺青
キレイにTattoo/タトゥー、Irezumi/刺青を発色させるポイントは外部にインクが流出しないようにすること。
施術後、2〜3日は炎症を起すことがあります。これは傷口をウィルスや細菌などの感染から防ぐための防御反応です。
個人差はありますが、傷口の周りの表皮細胞が分裂し新しい表皮が2日くらいで形成されます。 3日くらいで新しい表皮の下で修復が始まり、血管が新生され繊維芽細胞などにより肉芽が形成され傷が修復されていきます。
傷口が塞がると、肉芽は縮小し、繊維芽細胞から作られたコラーゲンを主体とした薄い表面が形成されます。
毛細血管は真皮層にあるので、傷口を傷つけて出血した場合には少なからずインクも流出していることになります。
キレイにタトゥーを発色させるポイントは、真皮に浸透したインクを外部に流出しないようにすることです。
逆に表面が表皮によって完全に塞がれて、真皮を傷つけるような深い怪我をしなければ、急激に色落ちしてしまうことはありません。
■ アフターケアの方法
Tattoo/タトゥー、刺青を彫るという事は、皮膚に針で連続的な点状の傷をつける事です。
現在の医学はで傷口のケアにはモイストヒーリングと呼ばれる湿潤療法が良いと言われています。
傷口から出てくる透明な液体「体液(滲出液)」が細胞の成長や再生を促す「キズを治す成分」を含み、その体液を保湿により保つことでなめらかな表皮を早く再生させることができると言われています。
具体的な保湿方法は、ワセリンやアフタータトゥークリーム等の軟膏を1日に複数回塗布することです。
注意点としては、抗生物質入りの軟膏は多用しないでください。
抗生物質は雑菌を殺すと同時に、傷を治すのに必要な常在菌や細胞まで殺してしまいます。
人間の体には、自分自身で傷を治そうという力が備わっていますので、本当に化膿をしてしまった場合を除いて抗生物質は原則不要です。
*以下、個人差があるのであくまで目安にしてください。
 
【2日目】タトゥー・刺青/tattoo・irezumi傷口の経過
【2日目】まだ赤みを帯びていて触ると痛い状態です。汗をかいたり、圧迫しないように注意してください。
清潔第一で過ごしてください。
 
 
【3日目】タトゥー・刺青/tattoo・irezumi傷口の経過
【3日目】表面が少しだけ乾いてきて、場所によってシワになってきます。皮膚は伸縮しますが、かさぶたは伸縮しませんので、皮膚の動きのある部分はシワになります。まだ触ると痛いはずです。
入浴時などタオルを強く当てたりすると、かさぶたが取れてしまいますので、注意が必要です。洋服を着たり脱いだりする際も慎重に行いましょう。
 
 
【4日目】タトゥー・刺青/tattoo・irezumi傷口の経過
【4日目】かさぶたが乾燥してきます。ぼかしの場合、色の淡い部分は早く治り、色の濃い部分は比較的ゆっくり治ります。カラーや黒つぶしの場合は、かさぶたが厚くなる場合がほとんどです。関節部分は特に注意が必要となります。
割って血が出ると色抜けします。強く皮膚を引っ張ったり、ぶつけたりすると簡単に割れてしまいますので、軟膏を塗り保湿しておくと、かさぶたが突っ張らず楽です。
お風呂上がりにかさぶたが突っ張った感じがします。
 
 
【5日目】タトゥー・刺青/tattoo・irezumi傷口の経過
【5日目】かさぶたが少しづつはがれ始めます。
軟膏は塗って治すという目的ではなく、かさぶたが割れないように保湿という意味合いで塗ります。血行の良くなるお風呂上りや新陳代謝の高まる就寝前に塗ると効果的です。かさぶたに引っ掛けないように、トントンと軽くたたくような感じで、塗り過ぎずに薄く塗ってください。
 
 
【6日目】タトゥー・刺青/tattoo・irezumi傷口の経過
【6日目】関節に近いところは最後までかさぶたが残りやすくなります。無理に剥がしたりせずに気長に治しましょう。通常1週間〜10日前後でかさぶたが取れます。
かゆみを伴う場合がありますが、ぼりぼり掻かないでください。かさぶたが取れた後の皮膚は少しテカテカして薄く、外部からの刺激に非常に弱い状態です。ちょっとした事で傷になりますので、慎重に大切に扱ってください。
かさぶたが取れてしまえば、お風呂で軽く洗っても大丈夫です。
皮膚や色が完全に落ち着くまでには2〜3週間かかります。
治癒日数は、施術部位や彫り方、デザインにより異なりますので参考程度にご覧ください。
完成後の突きなおし(タッチアップ)も遠慮なくお申し付けください。また、気になる点などございましたらお気軽にご相談ください。
 
 
■ 施術後の入浴について
入浴時、患部を湯船に浸けないようにして下さい。患部は擦らず、シャワーが流れてかかる程度にして下さい。
フィルムは貼ったままで構いませんが、汗やシャワーの水が中に貯まる場合があります。その時点で、剥がれそうならフィルムは取って頂いて構いません。しっかり付いているならそのままでOK。(中の水分だけ、ティッシュ等で取り除いて、そのまま付けておくのも良いでしょう)かゆみが出てきた場合はフィルムは取って下さい。
フィルムが取れてからの入浴も同じ様に患部を湯船に浸けない様にし、シャワーは流れてかかる程度。入浴後、清潔なタオルで患部を拭いてから、ワセリンや、アフタータトゥークリーム等を塗ってください。
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デザインにより前後しますので大体の目安にして下さい。 ワンポイント 5千円〜1万円
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